世界最大といわれる宮殿の遺構は南北に961m、東西に753m。部屋も9千あるそうなので、事前に相当な準備をしないとお宝を盗み出すのもままならないだろと思っていましたが、今年5月に7点・総額数億円の盗難のニュースが流れました。事前に周到な準備をしたのでしょう。
はたして、四方からガラスケースを押し合うように見学できる公開展示品はのどのくらいの価値のものが選ばれているのでしょうか。
この広さと宝物の点数は明や清の時代であれば決定的な盗難対策になったかもしれません。博物館となった今も、品々の説明はあっさりしており簡単にはどのくらい貴重なものかは想像がつかないですから事前調査なしで現場に来たら混乱してしまいますね。
この中を、ご存じ南側の天門安広場から入場して中を通って北側に抜け、景山公園の丘の上から振り返ると地平線がかすんでいました。事前に、同行してくれた知人から見学に必要なのは体力であると聞かされて心していたものの、帰りも歩くしかなく、記憶の大半が疲労と雑踏になってしまいました。
次回は、ピンポイントで見学作戦を立てないといけません。
(2010/5/2 見学、2011/6/18 執筆)