後ろ足は2500万年で鰭になり5000万年でなくなる 大哺乳類展 海のなかまたち 東京上野・国立科学博物館で9/24まで

 進化的には、4億年前に海から動物が上陸し、2億年前に哺乳類が生まれたらしい。そして、その一部が5千万年前に海に戻って発展したのが鯨で、2500万年前くらいにもどったのがアザラシ・アシカということである。  ということは、体の形が変わっていくスピードをイメージすると、2500万年で後ろ足は鰭になるけど体毛はまだ残っており、5000万年で毛がなくなって魚体型になるというペースになる。  今回の「海のなかま」では「大哺乳類展 陸のなかまたち」に比べると種の多様性が少ない気がしたが、それが2億年と5千万年の差ということだろう。陸上では胎盤類と有袋類の並行進化もあったが、海には有袋類はいない。万が一いたとしても頭側に袋の口があったら泳ぐのに抵抗が大きすぎるから尾のほうに開いていたかもしれない。

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