未来を担うエネルギーは・・   る・く・る(静岡市)

Rukuru01  それは、子供でしょう。原子力も自然エネルギーも、その大元は人のアイデアや実行力です。研究と試行によって新エネルギーが生み出され続けていくためには、子供のエネルギーが必要です。力の限り無限軌道を脚力で回転させる子供の姿を見ていると、最近子供たちが一番生き生きとしている姿を見たのは全て科学館の体験コーナーではないかと記憶のパターン認識ができました。大阪市立科学館では、クラスで引率された子供たちが目立ちましたが、ここでは圧倒的に親子です。静岡駅の目の前という立地も効いているのでしょうか。  

 

 
Rukuru02  直接五感で感じる重さ、明るさ、回転、振動、飛行・・・といった体験の積み重ねが理屈抜きで楽しいのであれば心行くまで遊ばせてあげたい気になります。理屈は後からでいいですよね。
 
 最上階までエレベーターで上がって、各フロアを見て回りながら降りてくると最後にミュージアムショップがあって、子供が模型をねだっているというのもパターンの一つになっているようです。地元の子供にとっては「自分で繰り返しいける科学博物館」は特定の一館でしょうから、地域によって独自性を追求するよりも成功したパターンを横展開したほうがいいのかもしれません。

(2011/1/22 鑑賞、2011/6/25 執筆)

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