「かたち」を作る工芸と工業が未分化だったころ  東京工業大学博物館 その4

04-02地下1階の展示の最初は、陶芸作品です。工業製品ではありません。

 

ここは、1881年(明治14年)設立された東京職工学校が母体となってできた大学です。

 

その後、手島精一ら日本人によって、製造現場及び工業教育の指導者養成を目的とした学校として整備され、学科課程の分化拡充を経て、東京高等工業学校となりました。

 

その工業図案科 を卒業したのが、「型絵染」を創始した芹沢銈介です。

 

 

 

 

04-01jpg工業と工芸は不可分だった時代のことです。芹沢は、色彩と模様に対する天与の才能を駆使して欧州でも認められた作品を次々と生み出したわけです。

 

ここの博物館では、陶芸と合わせて芹沢のことが簡単に紹介されていますが、詳しくは、ぜひ、静岡市立芹沢銈介美術館へ。