”夢”は続いている 第61回全国博物館大会(岐阜市じゅうろくプラザ) その1

昨日閉館していて見学できなかった名和昆虫博物館。ギフチョウの再発見者(命名者)である明治・大正の昆虫学者 名和 靖が設立した博物館です。

そして、名和氏の家の道を隔てて向かい側が、今の国立科学博物館の前身である東京高等師範学校附属東京教育博物館を立ち上げ博 物館の親と呼ばれる棚橋源太郎の家でした。

子ども時代2人はいっしょに昆虫採集をした仲だったということです。

棚橋は岐阜の師範学校教諭にその名和靖の後任として転じ、その後博物館学を専門とし東京高等師範学校教授となります。

本日から2日間、第61回全国博物館大会がその棚橋源太郎の出身地・岐阜で開催されます。全国の博物館関係者が集います。

今回は400人に迫る参加者になりました。

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基調講演で、今の博物館にいたるいろいろな歴史の絡み合いや段階を追った夢の実現の第4番目までをお聞きしながら今日も 妄想が始まりました。

本日の会議の締めは、保存会による『白鳥拝殿踊り』という盆踊りの実演。”伝承”の妄想を倍加してくれるリズムでした 。

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初めての参加なので、夜の「情報交換会」では数人しか知り合いがいませんが、今日は日本の博物館関係者がもっとも濃密 に集まる場です。臆せず目の前の「○○博物館」の名札を下げた館長さんにご挨拶します。2時間のうちに、文科省や業界の ビジネス関係者ともたくさんお話ができました。

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