楽市楽座とフルーツ屋と文具屋と本屋の関係 (岐阜市歴史博物館)

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JR岐阜駅から一路北へ。30分あまりかけて、博物館に歩いて向かいます。

大通りの両側に、フルーツ屋(八百屋とか果物屋ではなく)がたびたびあらわれます。近年、他の都市では見たことのない光景です。

そして、他の街では絶滅危惧種の個人経営の文具屋と本屋も数十メートル毎に発見します。

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道沿いには、オリジナルフラッグがはためきます。10/1-31にフラッグアート展というのがあった模様です。端的にいうと、何かしらアートな町だと感じさせる何かがあります。一時期、実質的な日本の権力中枢だった、ということと絡んでいるのでしょうか。どうでしょうか。

 

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横道を覗くと全国共通のシャッター通り的光景が垣間見えるのですが、なにかしらこの町オリジナルがあります。

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岐阜公園内の博物館に到着すると、公園内は菊の展示が広がっていました。平日昼間ですが、リタイア世代でけっこうにぎわっています。

館内常設展示は、石器時代に始まり古代、中世とつつがなく進んでいきますが、そこで岐阜ならではの展開がありました。

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『楽市楽座』です。この町のフルーツ屋と文具屋と本屋は、この歴史に遡るのかも・・・と妄想が湧き起りました。

ここは織田信長が開いた楽市楽座の再現スペースです。自発的に人が集まる仕組みを作るというのは結構天才的なことなのかもしれません。この地での10年足らずで、天下を狙う基礎固めを果たしたということになります。

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頭も体も働かせるにはしっかり食べないといけません。1574年1月28日の信長の膳の復元を見たらなるほどと思いました。

さて、一方、先生に引率された小学生達はワークシートに書き込みながらこってりみんな勉強していました。

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名残惜しく思いながらも時間の関係で、今回楽しみにしていたお隣の”名和昆虫博物館”にむかうと・・・

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なんと休館でした。水曜・木曜お休みです。下調べ、精度欠きました。

やむなく、気をとりなおそうと同じ岐阜公園内の華松軒で和菓子付お抹茶をいただきながら、この地域特有のおば様方のおしゃべりを耳観察して、次の目的地に向かいます。

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