おとなが子どもたちの視線に取り囲まれています。
時を隔てた画家たちが描いた視線です。
「こども」と「おとな」の対峙が錯綜しています。
人の成長の物理的な時間は連続しているのに、そこでは2つの生き物がつながっています。
ルソー、モネ、ルノアール、ピカソ・・・皆、こどもの親でした。ひとふりかえって、自らの過去でもなく、未来の大人でもない進行形の異邦人に気づいたのでしょうか。
画題を特定してミュージアムに集結させると、ビジターの頭の中から何通りものの物語が発散するのかもしれません。ちょっと違った美術館体験になりました。「***美術館展」!「***(有名画家名)展」!といったものとは違ったキュレーションが味わえます。
「青い日記帳」さんの広報で知ったブロガー内覧会に参加してきました。鑑賞者がおとなだけ、という設定ならではの感想かもしれません。
※美術館より特別に写真撮影の許可を得ています。
6月29日まで