探索をうながすミュージアム 西堀榮三郎記念探検の殿堂

滋賀県東近江市、JRびわこ線能登川駅で出迎えてくれたのは年季の入ったバン「探検の殿堂号」。20分ほど揺られて田園風景の中に突如出現した殿堂に到着です。

53歳で第1次南極地域観測隊の越冬隊長もつとめた探検家の西堀栄三郎氏は明治36年生まれ。その関連資料を展示する博物館「西堀榮三郎記念探検の殿堂」は、両親の出身地で平成6年に開業。

西堀さんが生前長年住んだ東京の邸宅の解体が平成25年に決まり、展示室で実際に使っていた暖炉など実物の家具を含む自宅居間が再現され館がリニュアルされました。

人員や予算の制約の中でしぶとく前進するミュージアムの歴史が、西堀さんの人生に符合します。

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傷だらけのテーブルは、子どもたちが傷をつけることをおそれないよう、最初から傷だらけの状態にするよう注文したのだそうです。

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小学生時代にあこがれた南極観測隊。その日誌のレプリカも自由に回覧可能です。全頁が再現されていました。

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今回は、日本ミュージアム・マネージメント学会の研究会で見学の機会をいただきました。

一人の人生を、作ったモノ、書いたモノ、使ったモノから追体験する時間です。

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