「もののあはれ」の1000年ブレスト  サントリー美術館

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「もののあはれ」と日本の美 | サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2013_2/index.html

美術の鑑賞で自分側の結晶化のタネにしようと思ったワードが3つ

  • 余白
  • 瞬き
  • 非対称

 

源氏物語が書かれたのが西暦で1000年頃。

それが絵巻等さまざまな表現が上乗せされ拡張されて数百年も味わいを深めていきます。

700年以上もたった18世紀、その感覚を”美的な感覚”として理屈をつけたのが本居宣長。

それらの一連の歴史を、作品を通して2013年に鑑賞している私。

1000年かけてブレインストーミングをしているのではないかと気づきました。

先日、俳人の金子兜人さんのお話を間近に接する機会があり
「和歌の最後の七七」
についてお考えをお聞きしました。

展示されている画と歌の組み合わせの作品で、私でさえ知っている有名な歌の七七を切り取った場合の五七五の趣を体験しながらまわってきました。七七がない場合、それは画でいう余白の効果を生むのではないかと感じました。

続けて、花鳥風月のうちの特に鳥を題材にされることが多い日本画家の方のお話をこれもまた間近に拝聴する予定があり、画題となる日本の鳥のことも少しだけ予習できました。