珈琲にロマンあり 「UCCコーヒー博物館」

Dsc01027 1995年の阪神・淡路大震災のときに「液状化現象」が繰り返し報道されたポートアイランドにあります。
東京でいうとゆりかもめが走る一帯に似ています。
写真のような対称軸が複数ある構造的な特徴のおかげで被害は比較的少なかったそうです。

エチオピアで自生していたローカルな植物が、インド、トルコ、そしてヨーロッパ、さらに新大陸へと広がっていく歴史の幹。栽培からテーブルにいたるまでの個体の一生。品種や栽培以降の技術的なの多様化の枝分かれ。コーヒーに関係して発達した文化の華。
隙のない展示構成の中で、日本への導入やその中でこの博物館のオーナーである上島珈琲のポジションも嫌味なく自然でした。企業博物館が宣伝だけでなく文化を伝える役割もになっていると感じられる博物館でした。

歴史の教科書では、東洋と西洋を結ぶキー商品として茶が登場しますがコーヒーについては初めて知ることばかりでした。

最後のコーナーはコーヒー博士認定テスト。無事全問正解で、コーヒー博士認定証をいただいてきました。

入り口に余韻に浸れる喫茶店がありましたが、禁煙でないことが唯一玉に瑕でした。